製造【New】
COOによる製造に関する洞察
日本の今の状況は、急進的な国際分業政策、ベンダーとサプライヤーの関係の独断的解釈、特定の地域やサプライヤーへの集中は、非常に脆弱であることを示している。この特定の震災の影響は、全ての人々の不意をついたが、実際に起きたことである。
企業はこの状況から何を学ぶべきだろうか。しばらくの間、先進工業国経済のビジネスは、人件費の安い国へ生産をオフショア化することで、本拠地が経験してきた不利を補おうとし、その過程で、可能な限りサプライチェーンを削減していった。しかし、見境のないアウトソーシングは時代は、終わりを告げた。今日、ベストなバリューチェーン構造を実現することが、企業理念の最重要課題だといえる。
欧州はこうした変革の恩恵を受けると言えそうだ。長らく企業の中核を担うと認識されてきた製造部門は、現在再建中の状態にある。本稿では、その再建方法を詳細に記している。例えば、デンマークの玩具メーカーレゴは、世界中で有名なそのブロック玩具を全て内製に戻し、長年下がっていた業績を見事に復活させる事に成功した。一方、桁外れに高い開発コストは、自動車業界が国際ネットワークを設立せざるを得ない状況を引き起こしている。しかし新しいBMWの「i」シリーズやポルシェのミニ・カイエンは、未だにライプチヒの生産ラインで製造されている。また、あらゆる中国企業の中でも最も欧米化されているハイアール社は、冷蔵庫の生産拠点をイタリアに決めたのである。
それでは、アジアへの大移動は終焉したのだろうか?雇用は、それぞれの祖国へ戻っていくのだろうか?ドイツ、フランス、英国へ?いや、そうはならないだろう。しかし、高い人件費を想定される先進国が、野心溢れる新興国とまっこうから競争することが不可能であるとも考えにくい。バリューチェーンや生産ネットワークは、もはや地理的問題だけに留まらず、企業文化にまで踏み込む必要があることを示している。
「自社の強みを知る事が重要だ」と、レゴのサプライチェーンマネージャー、バリ・パッダ氏はローランド・ベルガーのインタビューで応えている。製造部門の重要性は確かに高まったのである。
http://www.rolandberger.com/expertise/publications/2011-06-28-rbsc-pub-COO_Insights_on_Manufacturing.html
インドで設計する時代 - インドの工業デザインの進化
全ての製品がインドで設計されるようになることが、あらゆるメーカーのひとつの目標となっていくと考えられる。しかし、それを実現することは容易ではない。まず最初にすべきことは、"ソフトウェア"デザインの分野で優れた能力を、他の分野でも活用することである。そうすることで世界を征服しうる製品を生み出せる可能性があり、その一例がタタ・ナノである。
設計を成功させるために意欲的な企業は数多くの障壁に直面しており、これらを克服していく必要がある。
-世界市場と欧米顧客のからの地域的かつ文化的乖離 例)顧客の要望に対する知識
- 多くの分野におけるハイテク技術への技術的ギャップまたは欠如
- 欧米市場におけるプレゼンスの欠如(低いマーケットシェア) 例)販売網/パートナー、サービス網/パートナー
-まだ欧米と同じレベルではない研究開発インフラ/大学、研究機関、文化的強さ、顧客の要望、市場の特殊事情など
http://www.rolandberger.com/news/2010-11-10-rbsc-news-Design_in_India.html
