医薬・医療機器
ヘルスケアビジネスにおけるクロス・インダストリーの重要性
世界最大級のスポーツ用品見本市であるISPO Munich 2012で、ローランド・ベルガーのパートナーであるKarsten Neumannは、ヘルスケア流通市場における業界の垣根を越えた取り組み(クロスインダストリー)の重要性についてのスピーチを行った。本稿はその内容について紹介するものである。
1. 成長するヘルスケア市場におけるビジネスチャンスとは?
2. スポーツとヘルスケアは、共存可能か?
3. クロス・インダストリー実現に向けての正しいアプローチ
スポーツ産業にとって、成長を続けるセカンダリ・ヘルスケア市場は大きなビジネスチャンスである
ブランドイメージを損なうことなく、様々な顧客層を取り込むにはどうしたらよいのだろうか。ヘルスケア企業とのコラボレーションやマルチブランド戦略について論じる。
Significance_of_secondary_healthcare_market
Pharma in trouble
製薬業界は前例の無い戦略的危機に瀕している。製薬会社の年間売上高の約20%を占めていたようなイノベーションは、近年結果が伴わず、かつて期待された様な市場へのインパクトはない。また、リスク・ベネフィットのバランスに焦点を当てている保健医療当局からなかなか認可されないことも、更に影響力を弱める要因になっている。
同時に、有効期限が切れる特許の数が増加しつつあり、ジェネリック医薬品との競争が激化している。例えば、年間合計10億ドル以上の売上がある5種類の超大型新薬において、そういったリスクにさらされている市場は、50億ドルを超えている。実際に、Lipitor (Pfizer)、Plavix (Sanofi-Aventis)、 Advair/Seretide (GlaxoSmithKline)、 Enbrel (Amgen)とDiovan (Novartis)の特許は、3年以内に期限が切れる。赤字を削減しなければならないという圧力によっても、新薬開発に対する不安が増幅されると考えられる。
http://www.rolandberger.com/news/2010-11-30-rbsc-news-Pharma_in_trouble.html
闘争もしくは逃避?-多様化 vs. 処方薬 調合薬における継続成長の探求 2010
本スタディは、徹底的な2次情報調査によって得られた世界的な定量的調査に基づいて構成されている。
そして本調査結果は、一流の製薬会社と団体の最高意思決定者である50人以上のCEOや取締役レベルとの直接インタビューにおいてその妥当性が実証されている。
製薬会社経営陣の65%が、製薬産業は戦略的危機に直面していると感じている。
変化するヘルスケア環境、逼迫する医療関連予算、困難な新規市場参入、そして非常に多くの特許満了という現実が、高マージンかつ特許で保護された革新的医薬品にだけに集中してきた従来型ビジネスモデルの見直しを迫っている。
製薬業界経営陣の大多数は、「多様化」が戦略的危機から脱する可能性を秘めた解決策であると考えている。
http://www.rolandberger.com/expertise/publications/2010-10-25-rbsc-pub-Fight_or_flight.html
イノベーションの次を"イノベート"するには (2009年9月)
従来、製薬業界においてイノベーションとは主に製品開発を指していたが、今日、その前提自体が変化してきている。業界の根源的な問いを投げかけることで、高リスク・高リターンを維持しながらイノベーションベースのビジネスモデルをどのように保ち続けるのか、について焦点をあてて分析をしている。グローバル製薬企業のCEOやCFOなどエクゼクティブへのインタビューを含む分析結果となっている。
http://www.rolandberger.com/expertise/publications/2009-09-04-rbsc-pub-Whats_next_Innovating_the_concept_of_innovation.html
ドイツの健康保険に関する調査 (2008年7月)
ドイツの健康保険市場は大きな変化に直面している。ローランド・ベルガーが行った調査によると、9割以上のドイツ人が新しい形式の保険制度の必要性を訴えており、医者や保健機関もニーズに合わせ、新しい商品サービスを開発している。現在のドイツ保険市場では一体どのような問題が顕著化し、どのようなニーズから国民は変革を起こそうとしているか、明らかにした。
http://www.rolandberger.com/expertise/industries/pharmaceuticals/2008-07-09-rbsc-pub-Study_healthcare_market.html
欧州のヘルスケア市場 (2007年9月)
欧州域内で統一通貨が発行されてから6年以上経つが、EU圏内では医療制度をはじめとして、未だ国家毎に大きく異なり、統一が進んでいない法規制は多い。このレポートはベルギー、フランス、ドイツ、オランダ、そしてスイスを中心に、制度の違いやEU統合後の変化などを調査した結果である。また、統合後、適切に対応し、成功した医療機関を取上げ、各企業の取り組みを紹介する。
Roland_Berger_Trends_in_European_healthcare_20070901.pdf (PDF, 733 KB)
製薬業界の販売戦略における成功事例 (2007年3月)
新製品が不足する中、各製薬企業は収益を最大化させる必要性に迫られている。今までは利益率が高い事業であったため、販促活動に莫大な費用をかけてきた。しかし、価格競争によりマージン率が低下し、製薬会社はコストを見直す他、従来の販売モデルの見直しも始めている。ローランド・ベルガーは、世界有数の製薬会社とのプロジェクト経験から、海外進出するための成功要因を導き出した。
Roland_Berger_Sales_excellence_in_the_pharma_industry_20070321.pdf (PDF, 704 KB)
欧州の製薬業界:不況の中で勝ち抜くセールスエクセレンス (2006年6月)
欧州の製薬会社は法律基準の改正、価格の下落、弱小な製品パイプラインを背景に、厳しい環境に置かれてきた。従来のような営業マンを大量に雇い、製品を売り歩くビジネスモデルは成り立たなくなった。顧客を特定のターゲットに絞り、効率的、かつ効果的な営業へ転換したことが欧州の製薬会社の成功へ導いている点を紹介する。製薬会社のM&Aが進む中、欧州の製薬メーカーの成功事例を紹介する。
Roland_Berger_study_Sales_excellence_20060608.pdf (PDF, 344 KB)
