消費財・流通
Strategic supplier development 2011
真の競争力をもつ供給網(サプライヤ・ネットワーク)をどうすれば構築することができるだろうか。ローランド・ベルガーのDr. Sebastian Durstは、論文の中で、下記のように述べている。
サプライヤは、顧客のコスト構造の競争力向上、イノベーション能力、経営成績に対して、決定的に重要な貢献をしている。多くの産業において、サプライヤによって創出された企業価値は50%を超えている。つまり、多くの企業にとって、強固で効率的なサプライヤ・ネットワークの構築は、成功への近道だといえる。
どうすれば、真の競争力を有するサプライヤ・ネットワークを構築できるのだろうか。どの選択肢が、最も有望といえるだろうか。どのようなパラメータを常に留意すべきだろうか。
ローランド・ベルガーのオペレーション戦略グループのメンバーであるDr. Sebastian Durstは、最近の博士論文の中で、これらの疑問について深く考察している。そして、大規模な実証的研究に基づいて、どのような環境下で、どのようにして、企業がサプライヤを戦略的に構築すべきかを明示している。
Roland_Berger_Increasing the value of portfolio companies20090310
持続可能な調達とSCM 2010
持続可能性(サステナビリティ)と収益性は、必ずしも相互に排他的ではない。ローランド・ベルガーとBMEによるインタビューの回答者の大多数(83%)が、「"経済計算"は、持続性への取り組みの主なドライバーである」と答えている。
持続可能性のための重要な要素として、その後には、顧客の要求(78%)、会社の企業理念(77%)が続いている。これらの結果は「今日でも、持続可能性が購買活動でどれだけ厳密に考慮されているか」を示している。本研究では、持続可能性の活動の成熟度の差を明らかにし、西欧は北米よりもこの取り組みに先進的であることを明らかにしている。
西欧では44%のサプライヤーが、北米では32%のサプライヤーが、持続性において「成熟している」か「非常に成熟している」に該当した。対照的に、南アメリカと中欧/東欧とアジアは、現在、まだ初期段階にある。
Roland_Berger_Sustainable_sourcing_and_SCM20101104
サプライ・チェーン・マネジメント
サプライ・チェーンをコントロールすることは、企業にとって、戦略的な競争優位性構築につながることは言うまでもなく、経営の高度な“芸術”であるとさえ言える。ローランド・ベルガー、WHUオットー・バイスハイム経営大学、チューリッヒ工科大学、スタンフォード大学(カルフォルニア)による独自調査では、「サプライチェーン・マネジメントは、かつてのコスト削減のための手法から、今では利益を生み出す源泉になりつつある」というある種想定外の結果が明らかになった。
厳密にサプライチェーンを区分し、各製品の特性に応じて最適化しているベストプラクティス企業は、競合を圧倒するパフォーマンスを実現している。こうした成功企業のROAは、サプライチェーンの最適化に注力していない企業の2倍にも上る。ローランド・ベルガーが考案した手法を用いると、サプライチェーンをどのような企業のビジネスモデルに対しても完全に最適化することができる。
Please read more on the results of our study in our new think:act CONTENT on Supply Chain Management.
詳細な調査結果は、我々のスタディである「サプライチェーン・マネジメント」で明らかにしている。
Roland_Berger_Supply_Chain_Management20101008
ブランドと口コミ:中国消費者の心をつかむ方法
2009年に発行した「中国消費者レポート」に続き、今年はCIC(中国で有数のインターネット口コミ調査会社)との協力を強化して、中国の消費者に関する理解を深める助けとなるようなトレンドや示唆を明らかにした。
インターネットは、中国において成長し続ける巨大なインターネット・ユーザー・コミュニティを抱える無視できないチャネルであり、電子商取引は中国でも急成長している。それに比例して中国の消費者は、購買の意思決定を行う際に、欧米の基準よりもインターネットに依存する傾向が非常に強まっている。オンライン情報共有や交換の拠点であるブログやミニブログ、BBSは、消費者と接触して関係を構築できるチャネルであり、また消費者の嗜好やトレンドを知る上で有益な情報の宝庫でもある。
CICの実地調査と我々の市場に関する知見は、インターネットが中国の消費者の消費行動に及ぼす影響力と、それがどのようにブランドの構築に役立つのか、また逆にブランドイメージにダメージを及ぼすのか、鮮明に示している。中国の消費者のインターネット上での習慣や行動への深い考察を通して、我々は、インターネットの世界に積極的に参加し、価値ある機会を最大限に利用する方法についての示唆を得た。
同時に我々は、ローランド・ベルガー独自のブランド分析ツールであるRBプロファイラーを用い、中国の消費者を分析し、消費者を価値観や性格によって異なるタイプのセグメントに分類した。我々は、各セグメントに対して効果的に訴求できるメッセージを読者が検討できるよう、セグメント別に各消費者の購買行動を徹底的に分析し、結果をまとめている。
中国の消費者の最新動向を把握し続けることは、複雑で手間がかかる。
このレポートとそこに記された示唆が、効果的に中国の消費者にリーチし訴求するために必要な方法を読者が見出す一助となれば幸いである。
Roland_Berger_Brands_and_Buzz_Reach_Chinese_Consumers20100723
Customer-centric retailing - 小売業における新たな成長方向性
Customer-centric retailing(=CCR、消費者起点の小売業)は、小売業を進化させるカギである。
CCRは、小売業者が消費者をより深く理解し、正確なターゲット・セグメントを特定して、より効率的に売り込む為の新たな手法である。この手法は、小売企業の顧客至上主義を向上させ、消費者の購買行動に関する新たな知見を提供するものである。CCRの本質は、顧客を戦略の起点とし、全ての企業活動の基盤とすることにある。
CCRは、小売企業に新たな次元の顧客理解をもたらす。特に、単なる社会的基本属性によるセグメンテーション(顧客分類)ではなく、ポイントカードの取引データから導き出した実際の購買活動に基づく消費者セグメンテーションを可能としており、ポイントカード取引データが持つポテンシャルを十分に生かしている。
しかし、CCRは、単にカテゴリー最適化のツールということではなく、小売企業の企業活動全体のマネジメントに適用しうるアプローチである。その潜在力を十分に活用するためには、小売企業はあらゆるレベルの組織とその機能を変革し、CCRを適用しなければならない。メトロ、テスコ、カルフールなどの多くの小売企業が、既にCCRの考え方を活用して、真に顧客起点の組織へと変革することに成功している。
Roland_Berger_Customer_centric_retailing20100720
社会に対する企業責任とソーシャル消費の実態 (2009年8月)
ローランド・ベルガーはドイツにおいて4万世帯の消費行動と企業の社会責任活動(Corporate Responsibility, CR)に関する関連を分析した。消費者は企業の社会責任に対してどのように考えいるか、それがどのように消費行動と結び付いているか、ソーシャル消費の実態について明らかにした。具体的に、オーガニック炭酸飲料BIONADEとコカ・コーラを比較しながら、ソーシャル消費分析をベースに、企業活動の中でどのようにCR活動を包含していくべきか、そのリターンについても分析している。経済危機でCR活動がコスト削減対象になる一方で、CR活動により売上を拡大している企業もある等、今後のCR活動を考える上での参考書となっている。
Roland_Berger_Corporate_responsibility20090807
中国における消費財市場の現状 (2009年6月)
ローランド・ベルガーは過去20年間に渡り、中国市場において約8万人以上の消費者とインタビューを実施し、市場の特徴を分析してきた。今回、ダイナミックな成長を続ける中国の消費実態を把握するため、主要64都市(上海、広州、深圳、北京含む)において約1万2千人の中国人を対象に大規模な消費者調査を実施した。ローランド・ベルガーの消費者分析ツールであるrbprofilerを活用して、消費者をセグメント化し、特徴を洗い出した。消費者ニーズの中には、近年欧米で進んでいるグリーン購入に対する関心が、中国においても高まっていること等が明らかに。
加えて、中国市場での主要外資企業であり、中国市場への参入に成功したと目されているロレアルチャイナCEOや、北京ベンツ・ダイムラー・クライスラー(Beijing Benz-Daimler Chrysler Automotive)CEOにもインタビューを実施し、中国での成功条件についても分析。上記を通じ、今後、中国においてブランド戦略・ブランドマネジメントがCEOのトップアジェンダの1つであることが明白となった。
http://www.rolandberger.com/media/pdf/Roland_Berger_think_act_Issue06_20090625.pdf
不況の中で勝ち抜く価格戦略(2008年4月 )
原材料高と原油高の高騰は、消費財メーカーや小売に大きな打撃を与えている。マージンの低下や値上げによる顧客の流出が懸念され、経営者と小売間では大きな論題となっている。このような厳しい環境の中、成功しているブランドや部門も存在している。ローランド・ベルガーはドイツ国内で展開する13の小売、 262部門、3,202つのブランドを対象に調査を行い、多数の成功例、失敗例の分析結果から、ドイツ市場における価格戦略の成功要因を導き出している。
http://www.rolandberger.com/expertise/functional_issues/price_and_offer_management/2008-03-01-rbsc-pub-Price_champions.html
ブランドマネジメントの実現(2008年1月)
消費者のニーズに応えた商品開発や、消費者に愛されるブランドの構築は容易ではない。当レポートはローランド・ベルガーが実施するプロジェクトをベースに、失敗例も含めた経験、成功に至った施策などを紹介し、ブランドマネジメントを強化する最も効率的な分析手法の参考書となっている。過去のケースを多数データベース化し、セグメントの選別、ポジショニング、商品開発などステップごとに紹介する。
Roland_Berger_Moment_of_truth_Excerpt_20060901.pdf (PDF, 2059 KB)
戦略的ブランドマネジメント:中・東欧市場のトレンド (2008年1月)
戦略的ブランドマネジメント論に加え、2008年1月にローランド・ベルガーが実施した中・東欧におけるブランドに関する調査結果を紹介している。中・東欧における自動車、小売業者、アパレルなど複数の業種に渡り、各ブランドが消費者にどのように認知されているか、ローランド・ベルガーが開発したブランドマネジメントツール、rbプロファイラーを活用して説明している。
Roland_Berger_Strategic_brand_management_20080130.pdf (PDF, 3213 KB)
ロシアの交通機関が消費財メーカーに与える影響 (2007年5月)
ロシアの交通機関は国内の経済成長と共に、今後も需要は拡大する見込みである。しかし、広大な国土を持つため、地域差、インフラ整備の遅延、統一した交通システムの未整備など、数多くの課題が残る。このような問題は鉄道会社に限らず、ロシア国内の製品の流通手段を確保したい数多くの消費財メーカーにも大きな影響がある。ロシアで事業展開する消費財メーカーへのインタビューを加え、今後の課題と解決策を探る。
Roland_Berger_Transport_logistics_in_Russia_20070501.pdf (PDF, 727 KB)
