企業・事業再生/バリューアップ
in brief
企業・事業再生の本質は、「成長」とそれらを牽引する人づくりにあります。明確なシナリオを描き、戦略を確実かつ正確に実行しなければ、成長という結果は生まれません。
ローランド・ベルガーが過去10年間、グローバルで支援した再生案件は千数百件以上に上り、日本国内においても200件近い案件を手がけてきました。企業・事業再生/バリューアップを主要サービスとする数少ないコンサルティング・ファームとして、全世界の金融機関や専門家チームとネットワークを築いています。
時にはプロジェクトの議論・分析の牽引役となり、時にはチームを見守り・併走し、人を育て、私たちのプロジェクトが終了した後も継続して推進できる仕組みを構築することで、「自走」出来る組織づくりを進めます。
ローランド・ベルガーは今後とも、企業・事業再生/バリューアップを大きな柱として位置づけ、その裾野を拡大していきます。
プロジェクト事例
国内産業機器メーカーにおけるバリューアップに向けたオペレーション改善・組織改善の支援
過去の成功体験に囚われ、作れば売れるというメーカー側の論理で走りつづけてきたアパレルメーカーA社。縮小する対象市場への対応がとれずに、売上が減少、赤字転落に。その後、債権処理が行われ、スポンサー企業による再生が決定。早期の収益改善、今後の成長エンジンの立ち上げを見据えた戦略を構築すべく、ローランド・ベルガーにプロジェクトを依頼。 ローランド・ベルガーは再生に向けた5ステップアプローチを適用しプロジェクトを遂行した。
①「ファクトブック」作成: 約50件程度の社内インタビューを行い、オペレーションプロセスにおける無駄や敗因要素の徹底的な洗い出しを実施。同時に社内に眠っている膨大なデータの定量分析を行った。その結果、個品P/Lがなく、収益責任が不明確なことが原因となって赤字商品が放置されていたことが明らかになった。また企画から販売までの業務プロセスにも無駄が存在することが判明。
②「クィックウィン」設計:店舗の採算分析を行い、不採算店舗閉鎖を提案し、閉鎖による収益性インパクトを試算。工場視察を通じ、企画・生産体制の見直しも行った。さらに「止血」への打ち手として、店舗閉鎖検討、赤字販売チャネルの見直しを行い、在庫処分による現金化を目指した。
③「ゴールセット」:全社的なオペレーション改善、及び管理部門の改善に向けた施策、及び事業ごとの施策を積み上げ、5ヵ年計画を策定。その中では、消費者調査に基づき、勝てる分野への選択と集中を提言した。そして、個別の売上改善、コスト削減の目標ラインを設定し、今後の成長に向けた新規事業領域の特定も行った。
④「ロードマップ」設計:全社横断的な部門及び事業部双方の視点から、あるべき姿に向けた現場レベルでの具体的改善策、体制を構築。まず着手すべき短期的な施策を明らかにした上で、それを具体的な行動レベル(誰が、何を、いつまで)にまで落とし込んだ。
⑤「インプリメンテーション」: 業務プロセスの改善、人事評価制度など複数のクロスファンクショナルチーム(CFT)を設立し、その運営を側面支援、クライアントの主体的活動を重視しつつ、コア人材を巻き込みながら戦略遂行の実現性を担保。
弊社と共同で策定した戦略に沿って、A社は既に具体的な活動に着手している。基幹事業も黒字転換し、新規事業の立上がりも順調で、全社売上への貢献も期待が持てる状況となった。また、全社的な事業ポートフォリオの再構築を目指して、不採算分の撤退にむけた検討も同時に進んでいる。現在では、CFTメンバーを中心に現場レベルでの改善も進み、A社は再生の軌道に乗りつつある。
主なプロジェクト実績
● 食品メーカーにおける再生計画の立案と実施支援
● 旅行会社における再生計画の立案と実施支援
● 大手建設会社における全社再生計画の立案と実施支援
● 大手通信キャリアの子会社に対する戦略監査および再生戦略の立案
● ファンドによる繊維メーカー投資判断のための企業価値診断の支援
● ファンド投資後の機械メーカーにおける成長戦略の策定とM&A候補企業の選定・評価
● メインバンク紹介の老舗アパレル企業における中期再生計画策定、実施支援およびモニタリング
● 外資系耐久消費財メーカーの日本法人における全社戦略の見直しとコスト削減プランの策定
● 大手自動車メーカーにおける具体的再生計画の策定、社内タスクフォースチームへの参画
