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R&Dマネジメント

in brief

新興国の研究開発者数や予算が日本を上回ろうとする中、日本の過去の成長を支えた技術と企業がどう向き合うかが経営者に再度問われています。選択と集中による単純な収益性の最大化や、頑張りを頼みにR&Dを進めることだけでは、ステークホルダーから期待される新たな収益源を作り出すことは困難です。

ローランド・ベルガー東京オフィスでは、こうした日本企業が置かれた環境下で企業がイノベーションを実現獲得していくために①R(Research)・D(Development)・M(Marketing)一体となった新規事業の創出、②自社の将来をかける成長のエンジンとしての技術プラットフォームの選択、③イノベーションの成功に導く工夫に満ちたリーダー・組織の創出④M&Aを含めたグローバルでのユビキタスイノベーションのしくみ作り等を支援しています。

プロジェクト事例

ハイテク・メーカーにおけるR&Dビジョン構築およびR&D投資ポートフォリオの改革

かつて優良企業であったハイテク・エレクトロニクス・メーカーA社は、技術の陳腐化や市場の飽和といった急激な環境の変化についていくことができず、次第に収益性が悪化しつつあった。同時に、技術の不連続的ジャンプが近づいていたため、その新分野にR&D投資を振り向ける必要に迫られていたが、既存のR&D投資ポートフォリオを変える社内のコンセンサスを得られないでいた。過去の成功に安住していては、これまでと異質な未来において成功を手にすることはできない。A社は停滞した状況を打開すべく、次代へ向けたR&Dビジョンを新たに構築し、それに従って投資ポートフォリオを改革するため、パートナーとしてローランド・ベルガーを選択した。

まずローランド・ベルガーは、世の中の変化のドライバーとその意味合いの分析をベースにして、複数の将来シナリオをクライアントと共に構築。それらの中から、さまざまなデータとダイナミクスを考慮して、最も現実的なシナリオ・オプションを策定した。この作業を通じ、インターネット社会へのインパクトが社内において過小評価されていたことが問題点として共通認識された。さらに、選択した将来シナリオと技術革新の可能性や技術マップを総合的に判断し、R&Dビジョンを策定した。

いかに新しい技術であっても、それが製品化され、市場に受け入れられなければ無駄となってしまう。特にメーカーは技術シーズに目がいくあまり、マーケット・ニーズを忘れがちになる。ローランド・ベルガーは策定したR&Dビジョン達成のために、事業戦略、顧客価値、競合優位性、技術困難性といった客観指標を用いて各R&Dプロジェクトの事業価値を評価する手法を導入した。実行にあたって、コンサルタントとA社スタッフのチームは客観データ収集、社内での粘り強い共同分析を行った。すると、既存の製品ではインターネット上におけるパフォーマンスが不十分であること、また顧客にとって価値を生まない技術に多くのリソースが慣性的に投資されていることなどが判明した。

ローランド・ベルガーは、こうしたさまざまな分析を通して次世代の戦略技術を策定し、リソースのあるべき姿を明らかにして新たな投資ポートフォリオを作成。その結果、クライアントが期待した以上のR&Dプロジェクトのスクラップ&ビルドを実行することができた。また技術系役員同士の連携が強まって領域を超えた技術開発が可能になり、シーズだけでなくニーズにも目を向けるカルチャーと人材も育ちはじめた。その後、A社は業界随一の競争力を備えた革新的な製品を開発し、市場に投入。今また成長軌道に乗りつつある。

主なプロジェクト実績

● 各種製造業における新事業創出(エレクトロニクス、通信IT、輸送機器、素材、環境、バイオ等)
● FPD、半導体、センサー、デバイス等エレクトロニクス分野の成長戦略策定
● 大手電機のコア技術戦略策定、技術プラットフォーム整備
● 大手素材業の技術戦略策定
● 大手製造業のR&D体制・プロセス見直し
● 大手精密機械業の製品ポートフォリオ戦略策定
● 大手製造業の基礎研究戦略見直し
● 大手製造業の環境関連新技術戦略策定
● ハイテク企業のM&Aアドバイザリー

our experts

平井 孝志
取締役 パートナー
E-mail:e-mail

神永 眞杉
パートナー
E-mail:e-mail