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組織戦略

In brief

雇用形態・組織構成員の多様化、あるいはそれに伴う価値観の多様化が進み、組織マネジメントは格段にその複雑性を増してきています。 またグローバル化のさらなる進展もその複雑性に拍車をかけています。このような動きは組織内に留まりません。顧客のニーズも同様に多様化・複雑化が急速なスピードで進んでおり、組織の柔軟性を保ちつつ、環境変化に対する対応力を構築することは一筋縄ではいかなくなってきています。

通常、組織には埋め込まれたルーチンとそれを支える構造、コミュニケーションの場などが存在し、それらが価値の創出の土台となっています。その一方で、ルーチン・構造・場は、組織の"慣性"も生み出しているとも言えます。大きな環境変化の中では、この"慣性"が組織変革の足を引っ張る状況が数多く見受けられます。

この"慣性"を打ち破り、動く組織へと変革を果たすためには、次の三つの視点が重要となります。一つ目は、組織の内と外の整合性の現状を棚卸し、再構築すること。特に顧客の視点から組織を見つめ直すことは特に重要(コンティンジェンシーの担保)。二つ目は、組織を動かすドライバー(例えばプロセス、コミュニケーション、育成、評価・報償、儀式など)を踏まえた組織変革のマスタープランを策定、実施すること(組織風土改革)。三つ目は、組織の足腰である現場力つまりオペレーショナル・エクセレンス強化に向けた取り組みを実施し、継続フォローの仕組みを構築すること(PDCAサイクルの埋め込み)。これら三つの視点は、組織変革を成功に導くためには不可欠な要素となります。

もちろん、組織は様々な機能と側面、あるいは歴史をもっています。我々ローランド・ベルガーは、現場起点のコンサルティングスタイルによって、個別具体的で、実際に動きだすための組織戦略の構築・変革支援を行っています。

プロジェクト事例

全国に営業拠点を有する部品メーカーA社は、営業効率の向上と顧客満足度の向上の双方において壁にぶつかっていた。例えば、移動効率の改善などもすでに手を尽くした感があり、営業としての提案内容もありきたりの一辺倒なものになっていた。

そこでプロジェクトを開始。再度、顧客のニーズ・期待と、組織内の課題の洗い出しを徹底的に実施した。その結果、次のような実態が浮き彫りになってきた。それは、営業とアフターサービスの連携がほとんどなされていないこと、アフターサービス活動の中に次の受注のタネが埋もれていること、などである。また組織内の課題としても、適材適所が行われておらず、歴史的・政治的な理由によるこれまでの人員配置が、変革の最大のボトルネックであることがはっきりしてきた。

そこで、営業、アフタセールス、マーケティング組織の機能統合をベースに組織構造変革案が策定され、ゼロベースでの人材配置の英断が実施された。それによって、顧客接点の再設計、営業効率の飛躍的改善、提案内容の高度化、顧客満足度の向上が実現されていった。

主なプロジェクト実績

● 耐久消費財販売会社における営業マーケティング組織の構造改革
●グローバル購買組織の最適化支援
●顧客起点でのM&A後の販売組織の見直し
●企業DNAのグローバル浸透に向けた取り組み支援
●日系大手メーカーの欧州子会社リストラクチャリング
●グループ子会社の管理の仕組み構築とKPIの導入
●グローバル生産拠点における社内ベンチーマーキングの実施と生産性向上のための施策立案

our experts

平井 孝志
取締役 パートナー
E-mai:e-mail

服部 浄児
シニア プロジェクト マネージャー
E-mail:e-mail