通信・IT
in brief
過去10年にわたり世界最先端・最高品質のサービスによる高付加価値訴求が行われた日本の通信業においても、品質・コスト・スケール等をグローバルでより高い次元での両立するワールドクラスの企業経営が求められる時代となりました。一足先を行く欧米キャリアは、新興国での足場を着々と確保、戦略とオペレーションと投資が三位一体となった事業拡大を模索しています。
ローランド・ベルガーのグローバル通信チーム“インフォコム(InfoCom: Infomation and Communication)”は数百名のコンサルタントが欧州主要キャリアと日々プロジェクトを協同推進するプロフェッショナル集団です。日本においてもリーディングプレーヤーと共に、従来の常識にとらわれない新たな成長戦略策定、世界トップクラスのオペレーションを多数実現しております。
プロジェクト事例
ソフトウェアパッケージベンダーにおける新商品マーケティング戦略の立案
大企業の基幹系業務システムの大手ソフトウェアパッケージベンダーA社は、日本の中堅・中小企業市場向けに新製品を投入する準備を進めていた。A社は、このミドルマーケット事業に大きな期待は寄せていたものの、競争力ある多くのパッケージがひしめく市場に参入するためには、顧客本位のマーケティング戦略構築が必要不可欠であると認識していた。そこで、A社に支援を依頼されたローランド・ベルガーは、まず緻密な事実把握・調査分析を通して、潜在顧客のシステム購買行動や新商品の機能性に対する反応等を把握し、全体市場像と狙うべき顧客の仮説を検証した。加えて、競合他社の商品・価格・チャネル戦略を分析しながら、A社の製品仕様・価格設定等の攻め方を策定した。そして、最終的にはA社が組成すべきチャネルオプションと具体的なスキームを含む展開シナリオを描き、マーケティング戦略を構築した。特に、買収・提携策まで含めたA社がとるべきチャネル施策については、クライアントと「熱く長い」議論を幾度も交わしながら最終案を煮詰めていった。
プロジェクト後、戦略実行の体制を整えたA社は新製品を発表し、着実に市場におけるポジションを築き始めている。
大手SI企業における成長戦略
SI企業B社は、成長の限界に直面しM&Aを実施した。しかしそれが裏目に出てしまい、混乱状況に陥ってしまった。ローランド・ベルガーは、合併後の統合と新たな成長戦略の具体化について支援を依頼された。ローランド・ベルガーはクライアントとともに「ネットワーク&システムのトータル・ソリューション」という将来ビジョンを描き出した。続いて、それを実務に反映させるため、現場の知見を組み入れサービス内容や取るべきアクションを具体化。その際、「エンド・ツー・エンド」の品質保証がポイントであるとの考えにもとづき、バリュー・チェーンの生態系的分析を行い、「コア・スキルとして持つべきもの」、逆に「アウトソースすべきもの」を分類した技術マップを作成した。同時に、キー・パーソンのKPI(業績評価指標)をネットとシステムの融合の観点を含めて設計し、関係者との粘り強い擦り合わせにより、誰もが納得できるものとした。
こうした努力の成果はサービス・メニューの充実、システム・トラブルの減少、顧客満足度の増加として表われ、B社は現在、以前より格段に多くのプロジェクト案件を獲得し、再び成長の階段を上りはじめている。
主なプロジェクト実績
● 国内大手通信キャリアの新通信サービス・事業の企画設計
● 国内大手通信キャリアのマーケティング、オペレーション戦略実現
● 国内大手通信キャリアのネットワーク関連オペレーション改善
● 国内大手通信キャリアの海外投資戦略、M&A実行
● 国内大手通信キャリアの海外オペレーション改善
● 国内大手通信キャリアの新規格通信に関する事業推進
● 国内大手電機メーカーの通信機器戦略策定
● 大手IT企業の日本市場における成長戦略見直し
● グローバルIT企業の日本におけるブランド戦略策定
● メディア企業のコンテンツ戦略策定
