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金融

in brief

大手金融機関の経営破綻などに端を発した金融危機から約10年が経過しました。その間、大手銀行同士の経営統合による巨大金融グループ誕生といった業界再編や外資主導による経営再建などを経て不良債権問題に目処をつけ、景気の回復と相まって日本の金融機関は一定の収益力を回復した形となっています。

しかし、投資信託・保険などの銀行窓販解禁をはじめとする規制緩和、民営化が進む郵政公社との潜在的競合、先進的サービスを携えた外資金融機関の事業拡大、小売やITなど異業種の参入、個人資産のリスク性資産へのシフトをはじめとする顧客ニーズの変化など、金融機関を取り巻く環境は依然不安定な状況にあるのではないでしょうか。

加えて、米国のサブプライムローンに端を発した世界的金融危機が各国の金融機関に対して打撃を与えている中、金融機関に求められるのは、再編後の成長ステージにおいて、本当の意味で競争に勝ち抜く強い企業となることです。

ローランド・ベルガーは、「事業の本質」の再考やそれに基づいた戦略の立案・実行、サービス品質を高めるための現場力強化を通じて金融機関の再躍進を支援します。

プロジェクト事例

大手金融グループにおける新しいビジネスモデルの創出

新しいビジネスモデル創出のポイントは、徹底的に「顧客の視点」に立って考えること。金融分野には、まだ顧客の満たされていないニーズがたくさんある。ローランド・ベルガーは、それらを洗い出して整理し、事業への示唆を抽出していく過程の牽引力となる。しかし、ここで往々にして問題となるのは、金融機関側の思い込みや古いルールである。
ある大手金融グループにおいて、中小企業向けの新しいビジネスモデルについて検討を重ねていた際、その時点では満たされていない、かつ極めて健全な資金ニーズが明らかとなった。しかし、こうした資金ニーズのある会社は、従来の銀行員のメンタリティーからすれば、あまり近寄りたくないタイプの若者が経営していることが多かった。そこでプロジェクトでは、「そもそも銀行の役割とは」という点にまで立ち返りながら、取り組むべきか否か議論を進めた。新しいビジネスモデルの創出は理屈だけで前に進むものではなく、「意識改革」を伴うことが多いのである。顧客のニーズを個別に洗い出していくボトムアップのアプローチ、そして意識改革も含めてあるべき姿を描いていくトップダウンのアプローチ。その組み合わせにより、プロジェクトはクライアントの大きな満足を得た。

金融業界の再編の支援

あらかじめ特定された相手と提携ないしは買収の交渉をする時は、投資銀行の支援を受けるのが適している。しかし、戦略に照らしてM&Aを広く考えたい場合は、コンサルティング会社の出番となる。実際、金融業界の再編の裏方には、多くのコンサルティング会社が存在している。ローランド・ベルガーは、M & Aの相手を洗い出して評価するだけでなく、具体的な組み方や交渉戦術(ゲーム・プラン)も策定する。さらに近年では、交渉そのものを支援していくことも増えてきた。
M&Aはあくまでも戦略実現のための「一つの手段」である。従って過去の事例では、戦略に照らして交渉過程で「この相手とは組むべきではない」と判断し、打ち切りをクライアントに提言したこともあった。またクライアントからのM&A案件依頼を待って取り組むだけでなく、ローランド・ベルガーからM&Aを仕掛け、提案していくこともある。従来の業界の枠組みを超えて、思いがけない組み合わせを構想することも、特に金融業界では必要となってきているのである。

主なプロジェクト実績

● 日本の大手証券会社のグループ戦略の立案
● 日本の大手金融機関の支店業務改革(BPR)
● 日本の大手総合商社のノンバンク戦略検討
● 日本の大手資産運用会社の幹部研修の実施
● 日本の中堅リース会社の成長戦略策定
● ヨーロッパ系金融グループにおける対日戦略の策定
● 大手地銀の事務システム統合
● 大手証券会社における米国市場戦略の再構築支援

our experts

米田 寿治
取締役 パートナー
E-mail:e-mail

マーティン・トンコ
パートナー
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渡部 高士
プリンシパル
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人見 健
プリンシパル
E-mail:e-mail